2017/2/28

エアライン学科

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

『良き国際人の条件は、自国のアイデンティティ(独自性)をしっかり持っていること』と言われます。

エアライン学科では、そのコンセプトの下に、日本人としての素養を広く習得する為の体験授業を行っております。

茶道の時間には、禅宗の考え方に基づく茶道の歴史や伝統、作法を学び、さらに日本の四季を彩る繊細で芸術的な和菓子をいただきます。

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

今回の授業は、茶道の際に振る舞われる和菓子をお納めいただいている、巣鴨の老舗菓子商「福島家」の会長様にご足労願って、貴重なお話をいただきました。

※「福島家」様は、巣鴨の仲山道筋に菓子舗及甘味処として慶応元年に創業以来、百五十年の歴史を持つ、和菓子の老舗です。

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

江戸時代の和菓子の雛形帳(見本帳)がきちんと残されておられ、授業の中では御主人から、その雛形帳を見せていただきました。

江戸時代のものでありながら色が鮮やかで、雛型帳に基づき、復元しているお菓子もあるそうです。

復元菓子は、練り切りの「江戸梅」「江戸桜」「江戸菊」、羊羹の「宮城野羹」が代表的なもので、巣鴨にお立ち寄りの際、是非ご賞味ください。

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

会長様からの話では、文久元年、皇女和宮が14代将軍家茂に嫁入りするために、京都から江戸に下った、世にいう「和宮の降嫁」の時、中山道沿いにある「福島家」さんの前をお通りになったそうです。

中山道の宿場は本来板橋ですが、板橋だけでは3万人ともいえる行列のお供の人たちを宿泊させられない為、立場(休憩所)であった巣鴨にも宿泊をさせたようです。

その際、町並み調査をした文書が残っており、その中に、「福島家」の名前が「菓子商弥三郎(福島家)」として載っているそうです。

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

講和の際にお見せいただいた江戸時代の古地図によると、現在私達の通うスンダイの校舎がある場所は、大名屋敷の建ち並ぶ一角だったようです。

現代では、高級マンションが建ち並んでいます。

福島家の和菓子と巣鴨の歴史講話

会長様は、次の世代に歴史を伝承してくださるのは、若い皆さん方なのですとおっしゃておられました。

きっと巣鴨という、歴史のある街に2年間ご縁があって通ったことは、国際人として自国のアイデンティティをしっかり育む上でも貴重な時間だったと思います。

将来、自分の子供が出来て、和菓子を子供と一緒に食べる時でも、会長様の講和を思い出し、お話して下さい。

最後に、「福島家」の会長様、貴重な講和ありがとうございました。